2004.08.24

男子体操の採点問題、韓国は提訴していた

ここでも取り上げた、オリンピック男子体操個人総合の、韓国判定問題、目の前の競技に数日気を取られてるうちに、えらく展開してました(大汗)。
当blogにアクセスいただいてる方の中にも、この問題を調べようと思って検索していらしたケースも多いようで、それなのに、こんな個人的な動機で書いてる記事に当たっちゃってガッカリ...、では申し訳ないので、取り急ぎ調べたところを載せておきます。

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2004/08/21-21:53
採点ミスの審判、出場停止に=男子個人総合〔体操〕
 【アテネ21日時事】国際体操連盟(FIG)は21日、アテネ五輪男子個人総合の結果を再調査した結果、銅メダルとなった梁泰栄(韓国)の平行棒で採点ミスがあったことを認め、この採点にかかわった3人の審判を出場停止とした。FIG規則では審判の採点は最終結果であり、変更はされない。
 体操の男子個人総合はポール・ハム(米国)が最後の鉄棒で逆転優勝したが、5種目終了時点で1、2位を占めていた韓国側が抗議していた。 
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(C)時事通信社

2004/08/22-22:43
韓国、採点ミスをCASに提訴へ=却下の見通しも〔体操〕
 【アテネ22日時事】22日の当地での報道によると、アテネ五輪男子個人総合で銅メダルとなった梁泰栄(韓国)側が、平行棒での採点ミスを認めた国際体操連盟(FIG)をスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴える方針を固めた。ただ、CASのスポークスマンによると、わいろなどの介在しない採点問題の訴えは、却下される見通しだという。
 男子個人総合は5種目終了時点で1、2位を占めていた韓国勢が、優勝を逃していた。ミスを認めたFIGはかかわった3人の審判を資格停止としたが、「審判の採点は最終結果であり、変更しない」との声明を出している。韓国側は正しい採点なら梁が優勝していたと主張している。
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(C)時事通信社

以上、時事通信社サイト『時事ドットコム』より
http://sports.jiji.com/athens/

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さっきも、韓国KBSのニュースで観たんですが、韓国ではもちろん、アメリカでも大きい問題になってるみたいですね(アメリカ人は、五輪に関心少ないんじゃなかったの?というつっこみはさておいて...)。
どうも、韓国・アメリカ両国間での協議ていうのもあるらしいし(何を話してるのかは不明ですが)。
韓国では「第二のオーノ事件」なんて言われてますが、取りあえずハム選手には罪はないので、いらんとこで反米意識に火がつかないといいんですけどね(とほほ)。

追記:
もうこの際、粘着質なら(笑)とことん、と思って、この時間まで種目別鉄棒観てました。
またジャッジでうだうだありましたな...。
ヤン・テヨンは状況悪かったけど、失敗は失敗だから、今回ばかりはしょうがないね。
まあ、米田君(*^^*<すいません)、メダルおめでとう、ということで。

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2004.08.20

体操個人総合、韓国銀銅おめでとう!ところが...

昨日、韓国の男子体操チームの記事で、個人戦ではがんばれ〜と書いたのだが、やってくれました!
キム・デウン選手銀メダル、ヤン・テヨン選手銅メダル!おめでとう!
#富田・米田両選手も惜しかった...、残念ながら、ちとミスが多かったね。

うちでは、サッカーの対ガーナ戦をとりあえず(...)最後まで観た後、何気なくフジにチャンネル変えたら、体操個人総合やってる!しかも、最終競技に入ってるじゃん!
というわけで、昨日の余韻が冷めてない二人はいきなりハイ状態(汗)。

韓国選手二人が、最終競技の鉄棒を終わった時点で1位と2位、さあ最後はアメリカのハム、ところがハムの演技で、まさかの大逆転....。
2選手もこちらも、もう大ショックですわ。
解説の佐藤さん(団体の号泣でキャラ立ち度急上昇な中西さんは何処へ?)も、9.8以上の演技ではない、と言っていたのに...。

早速6時のKBSニュースで確認したところ、どうも韓国では、昨日の団体総合から既に、韓国選手への採点が辛い、という疑惑が、グルグル渦巻いているらしい。
おいらの韓国びいきを引き算しても、たしかに結構大きなミスには甘く、そのために、比較的安定した演技をしている韓国選手には辛い、という印象を持たれても、おかしくないと思える。
(もしそれが事実ならば、結果的にながら、やはりアメリカとルーマニアが、その恩恵を受けたってことか...)

しかし、佐藤さんは「体操の採点は、対象になる選手の、過去の競技大会の実績が印象として残りやすいので、予め印象のある選手は有利」というような主旨のことを言っておられた。
多分、大技の出来る人は大技を評価され、姿勢がきれいな人はやっぱり姿勢の評価が高い、というようなことが、ないとは言えないのだろう。
そうなると、決勝に残った他国よりも、国際大会での実績が浅い韓国は、やはり不利だったのだろうか。

そこでおいらも、昨日朝の再放送を録画して、最初から内容を確認してみた(わしって粘着質か!?いや、探求心旺盛と言っていただきたい^^;;)。
ダイジェストだったから、何とも言い難かったが、う〜ん、微妙...............。

二人はかなり悔しそうで、「自分のミスで、韓国個人総合で初の金を逃してしまい残念だ」と言っていたが、それでも、「惜しいけど、期待以上の結果だったのでよかった」と話していたこと、昨日はおいらが文句を付けたマスコミ、というかニュースのアナウンサーも「惜しかったが、それでも当初の目標からすれば、期待を大きく上回る成果」と評してくれ、ちょっと救われた気分になった。
先の「実績が印象になる」話からいえば、逆に、これを契機にして、「韓国体操の演技はいい」という印象をさらに広めるべく、大いに精進して欲しいと思う。

#なお、今朝のニュースによれば、韓国体操は、種目別ではメダルを取ったことがあるとのこと、昨日の書き方が言葉足らずなので、付け加えておきます。

ちなみに、韓国代表は、お得意なアーチェリーの女子が、見事に1、2、フィニッシュで、その話題でもう大盛り上がり状態。
射撃でも銀メダルが2つ、柔道でも銀メダルが出ているし、このあともまだまだ期待できそうだわっ。

でも、実は韓国では、四国に被害を出した台風がもろに直撃してしまい、南部地方の人は、真面目にアテネどころではなくなってしまった。
早く台風の被害から復旧して、またオリンピックに夢中になる日々が戻ることをお祈りして、この文を締めておきます。

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2004.08.18

体操男子団体、日本優勝!韓国4位ですばらしい!でも喜べないその理由

もう24時間前の話を今更で恐縮だが、昨夜のオリンピック中継、男子体操の団体戦はシビレました、まじで。

最初は、野球観てたら急に画面が切り替わっちゃったので、「おい〜!野球観せろぉ〜!!(泣)」とツッコんでたんですが、しょうがなく?体操を観はじめたら、途中からもう釘付け...。
特に最後の平行棒、鉄棒のころ、会場全体がハイになってた、ノリノリ感がたまらんかったです。
日本選手のみなさんには、久しく見られなかった「美しい体操」の力を、たっぷり堪能させてもらいました。

でも、私が一方で注目してたのは、もちろん韓国選手(笑)。
最近、男子体操界では成長著しい、と聞いてたのですが、今回は決勝に残っていたので正直びっくり!、深夜にわざわざ生放送で体操観たのも、韓国がどういう演技をするか、ノーカットで(ここ重要)観られるからなんですわ。
まあ案の定というか、決勝チームの中では地味キャラな韓国、優勝候補のルーマニアと同組だったこともあって、他国の演技の合間にしか映してもらえない(泣)状態だったので、韓国の演技がいつ映るのか、余計に眼光爛々とテレビに見入るおいら。

その中でも韓国は、決して大技は出さないものの、そこそこ無難な、しかも日本のそれに近い「美しい」系の演技で、着々と加点し、気がつけばロシア、ウクライナ、中国といった強豪を押しのけて堂々4位!
さすがにメダルには届かなかったけど、ちょっと前までは国際大会に出てるかどうか、のレベルだった競技で、4位。しかもその上は、日本はまあ入賞自体久しぶりにしても、何でもお得意さんのアメリカ、体操といえばのルーマニアですよ!
実況アナと解説さんが、日本の金にワンワンとむせび泣く間、こちとら韓国の健闘に感涙ひとしきり...。
でも韓国選手たちは、最後に逆転の可能性もあっただけに(3位と1点も差がついていたけど)、とても残念そうだったのが、妙に印象に残っていたのですが...。

さて体操の中継が一段落して朝6時、スカパーの韓国系放送「KNTV」で、KBSニュースの生放送にチャンネルを変えました。
ニュースでは、前日晩に、柔道のイ・ウォンヒが金を取った(これはこれでおめでとう!)ので、もうその話で湧きっぱなし。
体操の話、早く出てこないかな〜と思って、アテネからのリポートをず〜〜〜っと観てたんですが、最後におまとめ項目でやっと触れてくれた、と思ったら、一言、
「メダルを逃しました」
そんだけ..........................。

ったく、KBSの記者の目は節穴かいっ!!!、あのすごい緊張感と、ハイレベルな演技の応酬の中で、手堅く4位だよ!
その前の日のニュースでは、競泳で決勝に進んで7位になった選手のことを、「メダルより価値ある7位」って伝えていたのにさ。
もっと褒めてやってくれよ〜。

と、実は勢いだけでここまで書いたのだが、ふと気がつきました。
おいら、大変なことを忘れてました、この過失は、鉄棒から落下どころではないわ。
韓国の男子選手は、たしか銅でもメダルを取れれば、兵役免除の権利が与えられるはずです。
じゃあ、彼らはその権利を逃してしまった、ってことになるのだろうか。
日本の最終演技前、土人形のように無表情だった彼ら韓国代表の顔は、単なる虚脱感とか、悔しいとか、そういうことではなかった、のだろうか。
ついさっきまで「日本おめでとう!」って素直に思っていたけど、今になって急にこみ上げてきちゃいました。
「どうして、日本、アメリカ、ルーマニアのどこでもいいから、大崩れしてくれなかったんだよぉ!!!」
(日本、アメリカ、ルーマニアの体操関係者、ファンのみなさん、ごめんなさい)

一昨年のW杯、韓国代表はベスト4進出で、めでたく兵役免除権を得られましたが、この前例にあやかって、どうか、ここ数年で韓国体操界を世界レベルに押し上げた体操代表諸君にも、誰か恵みの手を、差し伸べてもらえないでしょうか。
そうでなかったら、たとえ一瞬でも、単純に「4位おめでとう!」って喜んでしまった、おいらの気持ちは晴れないよ...。
あとは、もし個人総合、個人種目別にみんなエントリーするのであれば、まじでメダル狙って、がんばって欲しいです。
米田くん男前とか鹿島くんカワイイとかそういう邪念(こら)を排して、全身全霊で韓国代表を応援します!

それにしても、根本的に、兵役免除をニンジンに選手が張り切らざるを得ない社会システム、あるいは兵役そのものがなくなる韓国へと、早く変わってくれないものかと、外様の私ながら、この期に改めて、切に願うところです。

日本のアスリートたちも、お金足りないとか、代表選考でトラブルとか、成績悪いと外野がうるさいだの何だと、いろいろ大変なことはあるだろうけれど、それでも、兵役なんかを云々言わないで競技できるだけ、心底ありがたいことだと思うよ。ほんと。

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2004.07.16

今週も、金剛山で南北離散家族再会

4月にも書いたが、これだけは忘れられたくないことなので、またも...。

日本では、曽我さん家族再会報道の影に隠れてしまったが、朝鮮半島ではもうひとつの再会があった。
今週2回に分かれて、北朝鮮の金剛山で、南北離散家族の再会事業が行われたのだ。
今回は、家族だと思われた二人が実は友人同士だった!?疑惑という、由々しき事件もあったが、それでも、再会の喜びと再度離別する悲しみは不変のものだ。

前に書いたとき
http://gozar.cocolog-nifty.com/meongmoengi/2004/04/rku.html
に書き漏らしてしまったが、私が、この足らぬ頭でも常々憂慮し、また寂しく思うのは、最近、日本人の朝鮮半島観にみられる「ゆがみ」のことだ。

巷では、ヨン様ビョン様云々と大騒ぎ、韓国映画の日本公開も相次ぎ、今日は『ホテリアー』の小説版がベストセラーだというニュースまで聞き、いわゆる「韓流」で大騒ぎだ。
#余談だが、わし、K-POPもメインストリームよりフュージョンジャズだし、ドラマは日本のも殆ど見ないので、実は「流れ」には乗れてません...。
それまで一般的に、韓国といえば、古くは所謂キーセン観光(激汗)に免税品、数年前まではグルメに東大門衣料市場、つまり単に「コストパフォーマンス」面のみが、強調されてきた感がある。
それがこの韓流ブームで、コンテンツの「質」、そして、そのクリエイティブ力を支える「人」の方に、関心が寄せられれるようになった。
それ自体は、「乗れてない」私個人も、とても嬉しいし喜ばしいことだ。
「何かに取り組む人」に関心が向くということは、「人」への敬意、そしてその「社会」への理解を、育てる元になると思うからだ。
韓国の人、そして社会が広く理解されることで、日韓の人たちがより対等に、素直にコミュニケーションできるようになることを、願いたい。

しかし一方、その韓国と対をなす、北朝鮮に対して、日本の視線はどうだろうか。
ひどい国、悪い国、不幸な国、洗脳されてるっぽい国etc.、...どうにも、「敬意」「理解」「対等」という類の言葉とは遠いようだ。
もちろん、北朝鮮の秘密主義、軍国主義、民衆の惨状は事実であるだろう。
その一方では、拉致問題の流れで、経済制裁を求める声が強く、核問題から、率直に北朝鮮を恐れている人も多いはずだ。
でも、果たしてそれ「だけ」でいいのだろうか、北朝鮮への視線は。
今沢山の人が大好きな「韓国」と、分断されてできた国だという歴史に、(当局あるいはマスコミも、多分めんどいので、)意図的に目をそむけていないだろうか。
例えば、韓国映画には、『JSA』『シュリ』らのように、直接南北問題を取り上げた作品、また『猟奇的な彼女』のように、コメディーでも、主人公が兵役明けという設定が暗に登場するものもある。
それらは、確かに南北が抱える問題の一端、また「韓国」人の対北観を反映しており、日本人もそれらに共感することはしている。
だけど私が言いたいのは、そこからもう一歩踏み込んで、今の日本にある、「韓国」への視線と「北朝鮮」への視線、その二つのあいだにある、結構深刻な矛盾のこと、またこうした意識の乖離は、何故起きるのかを、考えてみる必要がある、ということだ。

それは、朝鮮半島とさまざまな形で歴史的に関わってきて、現在それがある意味かなり緊密になりつつある状況の中で、私たち(個人の文章で「一人称複数」を使うのは抵抗があるんですが、今回敢えて...)一人一人の心の中にある「ゆがみ」を、もういちど見つめ直す作業をしてみてください、という、私の勝手な(汗)願いでもある。
南北離散家族について、日本でも広い関心がもたれることが、その一助になれば、と思うこのごろである。

我ながらとりとめない文章にて失礼...。

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2004.07.12

『多民族社会ロンドンのコリアン・コミュニティ』講演のおしらせ

「ロンドンのコリアンタウン」をテーマにした講演を、私が参加している朝鮮語講座『現代語学塾』にて、開催いたします。
公開講座という名のとおり、どなたでもウェルカム、公民館の涼しい座敷でまったりしつつ、講師の話を聞き、また講師や他の参加者と語り合う、ゆるやかで楽しくかつ充実した時間をもちたいと思います。
ご興味のある方は、下記の詳細をお読みいただくか、現代語学塾サイト(blog左側にご注目!^^;;)にアクセスしてください。
多くの方のご参加を、お待ちしています!


以下、広報用チラシ原稿を、一部改行して転載します。


●現代語学塾第68期公開講座『多民族社会ロンドンのコリアン・コミュニティ』  

日時:2004年8月22日(日)14:00〜
場所:代々木ふれあい会館(JR・都営大江戸線代々木駅下車3分、渋谷区代々木1-37-10)              
講師:神谷丹路(かみや・にじ)さん、現代語学塾中級2講師 
参加費:500円

神谷丹路さんは、2002年8月から1年間をイギリス、ロンドンで過ごされました。
二人の娘さんを現地の学校に通わせながら、ロンドンの成熟した多民族社会ぶりを実感した、といいます。
それまでの日本と韓国の間を往来した体験を土台に、遠いヨーロッパから東アジアの片隅を眺めて感じたことを交えながら、ロンドン南西部にあるヨーロッパ最大のコリアンタウン、ニューモルデンを拠点に、増加を続けるロンドンのコリアンについて、話していただきます。

【神谷丹路さんプロフィール】
1958年生まれ。
国際基督教大学在学中に交換留学生として韓国延世大学に留学。
韓国の田舎の村々を訪ね歩く中で、近代における日本の植民地時代の痕跡を見聞きし、日本人にとってこの100年の歴史とはなんだったのかを考えるようになる。
以来、韓国の歴史や文化を訪ねる旅を続けている。
84年-85年、現代語学塾に学ぶ。
日本大学、和光大学非常勤講師。
著書として代表的なものに、『増補版 韓国近い昔の旅』凱風社、『韓国歴史漫歩』明石書店(最新刊)などがある。

主催:現代語学塾  
http://hello.to/gogakujuku

メールお問い合わせ先:
gogakujuku@hello.to

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2004.07.01

キム・ソンイルさん告別式

ここ3日ほど、展覧会関連の打ち合わせやら入稿やら、それで疲れて終日爆睡するやら、連れ合いがCSで野球中継観ちゃうやら(...)で、韓国KBSのニュースを全然観ていなかった。
で、今朝、気がついた、キム・ソンイルさんの告別式が昨日行われていたと...。
あれだけのことを書いておきながら、告別式をちゃんと見届けていないとは、全く我ながら情けない。

今朝の「ウォッチ!」で言われていたのは、ご遺族の挨拶で
「私たちは、イラクを許します。そして、あなたがたを愛します」
ということばだ。
実は、うちも実兄が7年前に他界しているので(それで、5月末に甲府で7回忌をやってきたのだが)何となくわかるのだが、ご遺族が家族の一員の死を消化するというのは、自身の内的に消化するだけでも、かなりのエネルギーと時間と、代替される経験(楽しい経験とか)等々、を必要とするものだ。
それに加えて、今回のような場合、ご遺族は、その死を社会的な視点から捉えて、関わっていくことを求められてしまうわけで、このようなことばにたどり着くまでには、相当な葛藤があったことだろう。
#番組でも言われていたが、確かにクリスチャン的な消化のしかたかもしれないが。
ただ、多くの市民が彼の死に一緒に悲しんでいた、そういう共有感(って言い方ありなのかな)は、ご遺族にとって多少なりとも慰安になったことだろう。

全く悲しい事件ではあるが、これを負の遺産として、韓国人とイラク人の望ましい関係(派兵という関係の是非も含めて!)が、もういちど真摯に考え直されればと思う。
もちろん、韓国を日本に置き換えれば、全然他人事でないことは明白でしょう。

資料不足で、とてもベタな表現の文章になってしまって、自分でもちょっと嫌なのだが、区切りとして今日書いておかなければと思ったので、とりあえず...。

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2004.06.28

「Co-responses on borderline─境界線上に立って、互いに応答する/日韓女性のアートと心」

6月27日、前日に続いて「Borderline Cases - 境界線上の女たちへ」展の関連シンポジウム
「Co-responses on borderline─境界線上に立って、互いに応答する/日韓女性のアートと心」
が開催された。

会場の慶應義塾大学の三田キャンパスに着いたら、東側の入口が新しくなっていたのにちょっと驚いた。
が、そんなの眺めてる場合ではない、また時間に遅れているのだ(汗)。
が(笑)、結局20分くらい遅れてスタート。
トータルで70名くらいの聴講者がいただろうか。

司会とパネリストのみなさんは、下記の通り。
(サイトから引用)============
●司会・提題 嶋田美子(慶應義塾大学文学部講師/インスタレーション・版画作家)
●開催挨拶 前田富士男(慶応義塾大学文学部教授/美学美術史)
講演 
●レベッカ・ジェニスン(京都精華大学教授/女性学)
●池内靖子(立命館大学教授/演劇論)
●李静和(成蹊大学教授/政治思想)
パネル討論
●パク ヨンスク(写真家/韓国)
●ユン ソクナム(木彫作家/韓国)
●イトー・ターリ(パフォーマンスアーティスト/日本)
●笠原美智子(東京都現代美術館学芸員)
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さて、最初の講演は...、と、前日のように概要を説明したいところなのだが、実はそれどころでは無くなってしまったのだ。
会場で、前日道であった梨花女子大のお二人に、通訳が付いていないということがわかり、なりゆきで、急遽即席通訳をすることになった。
しかし、講演者が、日本語の資料を朗読しだしたり、「それでは引用の11を見てください、ここには...」と思ったら「もういちど引用の6に戻って...」みたいな語りのスタイルだと、こっちも資料見て訳して...ってやっていたら、訳がどんどん遅れていく〜!!(激汗)
しかも、私の知らない用語や、ハングルでの漢字語の読みが分からない熟語、知らない人名がわんさか出てきて、浅学の内実がバレバレでボロ出まくり(ベンヤミンのテキストが出てきたので訳したら、おひとりの専攻がまさにベンヤミンだった...ーー;;)、全然訳せない、半分勝手にあきらめ状態...。
それでも、お二人が「役に立ちましたよ」とお世辞にも言ってくださったので(汗)、ちょっとだけ救われた。

レベッカ・ジェニスンさんは、展覧会のテーマから、現在の世界の閉塞感、メディアの情報操作、大国主義への警告を、故テレサ・ハッキョン・チャの著書『ディクテ』や他のテキストの引用を用いつつ論じられた。
池内靖子さんは、この『ディクテ』の日本語版訳者であり、彼女の制作活動についても大変お詳しい方なのだが、チャの制作手法や、未完であった作品、影響を受けた映像作品などについて、まさに詳しく説明された(いや、聞いているだけならとても滋養になったであろう内容なのですが、通訳は大変でしたです。はい。)
李静和さんは、前日のオープニングを見た印象、またそこから想起された、自らの両親の歴史を語ってくださった。
会場のギャラリー「A.R.T.」の中で、女性の身体に入っていくような感覚を覚えた、これこそまさに「境界」なのだと感じた、と話しておられたのが印象的だ。

しかし更に問題が。
最初のお3方の講演だけで、早くも4時前!(汗)
パネル討論って出来るのかい?と思ったら、パネラー4名と、ゲストの韓国フェミニスト団体の方(お名前と団体名失念...分かり次第フォローします)のスピーチだけで、もう時間切れ。
でも、みなさんの挨拶がそれぞれにとても印象的で、展示を観ている人ならば、それでもう十分という感じになっただろう。
特に、イトー・ターリさんの、今回のパフォーマンス作品を作るまでの過程の話、ユン・ソクナムさんの、「こんなに予算のない展覧会は初めてだが、逆に開催までに向けたスタッフのエネルギーを強く感じて、この環境で展示が出来たことに感謝の気持ちを覚える」ということばが、心に残った。

この手のシンポジウムでは、会場が喧々囂々となるとか、ばっさりと尻切れトンボになることも少なくないのだが、今回は、会場一同が、何とはなしに共感の輪につつまれる...、という雰囲気ではなかったろうか。
#いや、単にツッコミどころが見あたらなかっただけかもしれないが(汗)。
それはそれで、今回のような、日韓や、またジェニスンさんのような研究者、アーティスト、活動家(変な意味でなく^^;;)の出会いと交流の場としては、十分その役割は果たされていたのではないかと思う。

それにしても、テレサ・ハッキョン・チャのことを、パネラーの誰もが口にしていたが、正直これまで殆ど名前を聞いたことがなかった。
しかし、この展示とシンポを通じて、その作品や生涯はとても興味深いものがあるらしいと分かったので、これから機会あるごとにいろいろ資料に当たってみようと思う。


#シンポジウムの本筋と関係ない話での感想だが、久しぶりに大量通訳して普段使わぬ頭をフル回転で使ったり、いろんな人と話してみて、とても楽しかったけれども、すこし疲れてしまった。
こんな貴重な出会いの場を、でっかくがっちりと受け止めて消化できる、体力的、精神的なパワーを持てるようになりたいものだ。

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2004.06.26

「Borderline Cases - 境界線上の女たちへ」展オープニング

今日は、表題の通り「Borderline Cases - 境界線上の女たちへ」展のオープニングイベントがあり、私も行ってきた。

オープニングパフォーマンスは夕方5時からだったのだが、家を出るのにもたもたしてしまい、会場のある恵比寿の駅に着いたのがちょうど5時...。
あわてて駒沢通りを小走りしていたら、地図を見ながら歩いている、韓国人らしい女性の二人組がいた。
「いっしょに行きましょうか?」
と声をかけ、話しながら歩いていると、ひとりは梨花女子大の研究者、もうひとりは「韓国女性映画祭」の企画をされている方で、出展作家のパク・ヨンスクさんのお友達だった。
わし、気軽に声かけすぎ...(汗汗)。

会場の「A.R.T.」に着くと、もう最初のイトー・ターリさんのパフォーマンスが始まっていた。
パフォーマンスの内容や印象を、文字で書くというのは難しいのだが、人の内面にある恐れやとまどい、ユーモアや怒りを感じさせてくれる、すばらしい構成だった。
少し間をおいて、高橋芙美子さんのパフォーマンス。
自分の体の部位を、紙で魚拓のように取っていき、それで身体像を構成し、最後にトルソと自分の体をギャラリー前の路上に、ディスプレイのように晒す。
そこはかとないユーモアとアイロニー、毅然さが印象にのこるパフォーマンスだった。

地下のパフォーマンス会場を片づけて映像作品を設置している間に、1階ではパーティが始まった。
写真家のパク・ヨンスクさんを紹介されたが、この方、実は私が留学時代、ソウル市立美術館(移転前)で行われた市民講演会で、講演をされていた方だった!
そのことに気が付いて、お互い「縁が深いですね〜」と大笑い。
大変気さくで明るく、周囲の雰囲気を楽しくしてしまうパク・ヨンスクさん、ますますファンになってしまった。
今回は、尹錫男(ユン・ソクナム)さんも来場されていた。木像の作品は有名だが、今回「母は19歳」というドローイングと文章を合わせた小品のシリーズも出品されており、それがとても心を打った。

出光真子さんの映像作品は、太平洋戦争時代の映像を使いながら、この状況を現在の日本社会の危うさと重ね合わせて見せている。
映像を観ること自体ももちろん、少し下がって、映像と、それを観る人たちの影を一緒に観ると、まさに「過去」と「現在」の関係性を表したインスタレーションのようにも見える、さまざまな意味を感じさせてくれる作品だった。
嶋田美子さんは、今回は「家族の秘密」というテーマで、来場者が自分の家族の秘密をこっそり書き(もちろん個人を特定できる表現は外して)箱に入れ、作家がそれを定期的に開けて、メッセージボードとして制作し引き出しにしまっていく、という作品を出している。
正直、嶋田さんの作品には、ちょっとストレートすぎて、いわゆる「右脳」より「左脳」で観てしまうような印象を持っていたのだが、今回のような参加型の、これから動き始めるような作品は、なかなかに面白そうだ。

あまり大きくないスペースで、参加者も女性が、また日韓に関わりのある人が殆どだったのだが、会場はなかなか盛り上がっていて、明日のシンポジウムも楽しみだ。
今日はひとまず第一報でこのへんで...。

#個人的にも、久しぶりに韓国語たくさん使って、いろんな人と話せて楽しかったな。
ご覧の通り、最近ブルーになることが多いのだが、前向きな気持ちになれた1日だった。


展覧会情報のURL:
http://home.interlink.or.jp/~reflect/borderlinecases/

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2004.06.23

イラクでの韓国人人質殺害に思うこと

このニュースの日本第1報に触れたのは、昨夜3時前だった。
韓国番組を放送するCS「KNTV」では、夜9時のKBSニュースを、深夜1時半から再放送する。
で、それを観ていた私は「キム・ソンイル氏の生存を確認」という情報を聞き、テロ集団側のいう最終期限がまだ延長されているのだなと、少し安心した。
その放送の跡、「JNNニュースバード」にチャンネルを変えて観ていたら、下の字幕に「キム・ソンイル氏の遺体を確認」という文字が流れた...。
とるものとりあえず、左の通りサイドバーに書き加えたが、コメントは翌朝のKBSニュースを観てからにするのがいいと思い、今録画したそれを観ながら書いている。

このニュースについては、既に多くの方がコメントし、政府の対応について、また追加派兵の是非を論じておられるが、私はまだ、能力的にも感情的にも、そこまで整理が付いていない。
私ができるのは、私の今の感情、韓国の人たちがどう受け止めているかを推し量ってみることくらいだ。

kBSの報道によれば、キム・ソンイル氏は、神学校で宣教師の資格をとり、韓国外語大でアラブ語を専攻、途上国で奉仕活動をしながら布教をするのが夢だったそうだ。
家族や周囲の人のことばにも「自分を犠牲にして困っている人を助ける性格」「純粋で勉強熱心」という人物評がでてくる。
大学院進学の学費を稼ぐために、昨年6月貿易会社のスタッフとしてイラク入り、7月には父親の70歳のお祝いのために帰国する予定だった、とのこと。
#日本では「貿易会社の社員として駐在中」程度にしか報道されていないが、これじゃ全然彼の「心」が見えてこないじゃないか。もちろん、どんなに狡猾な人間であっても、テロの犠牲になることは等しく悲惨なことだが。

韓国のネット上は、このニュースに関する書き込みでいっぱいだ、とニュースでも紹介されている。
政府の責任を問う声、そして、イラクへの怨み、復讐を叫ぶ声...。
キム・ソンイル氏の実家の近くでは、「韓国とイラクは友人」と書かれたボード、イラクの国旗が飾られていたのだが、涙ながらにそれを剥がし、踏みつける人たち。
そして「殺戮の連鎖を止めなければ」とアピールする人たち。
キム・ソンイル氏が生存していた時点では、世論調査で、イラク追加派兵の反対意見は、約70%に上っていた。
しかし、もしかしたらだが、この事態の反動で、派兵賛成派が一気に増加するかもしれない。
イラクを巡る韓国の世論は、ますます混乱していくだろう。
そのことで韓国の人たちが対立し、争いあうのを、また見続けなければならないのだろうか。

朝9時半から、「大統領の談話」が発表された。
廬武鉉大統領が話した時間はほぼ2分。
「故人の冥福を祈る」「テロとは断固として戦う」「派兵はあくまでイラクの復興支援だ」要約すればそれだけだ。
いつからそんな、ブッシュや小泉みたいな賢しい物言いを覚えたんだい、情だけは誰にも負けず厚い人だと思ってたんのに...。
ブッシュもブッシュだよ、「野蛮な犯罪」って、人間を「野蛮」なんて平気で言える、その高飛車さが全ての原因なのにさ。

ここからはかなり内的なことだが、この前、スペインの列車テロの時、また、イタリア人の人質が殺されたとき、私はスペイン、イタリアの人たちが、どのように衝撃を受け、悲しみ、国内がどう混乱したのか、殆ど実感を持つことができなかった。
韓国が私にとって特に親しい国だから、現地のニュースを直に観る環境にあるからこそ、私はここまで動揺している。
一方、今日の日本のテレビに目を転じれば、このニュースも、だれそれの離婚だの、年金でどうのと、そんな話題のなかのひとつに過ぎない。
結局人は、自分が関心のある、思い入れのあるものにしか、反応できない存在なのだろうか。
#あるいは、ものすごくうがった見方だろうが、多国籍軍云々言ってるご時世、イラクでだれか殺されたなんていうニュースで、日本市民の同情を引いてはいけない、という「お約束」になっているのだろうか。

最後に、彼が人質に取られているときから感じていたが、こういう時、自分の「祈りのことば」を持っている人は幸せ(こういう時にあまりいい表現ではないが...)だなと思う。
韓国の「帰国祈願デモ」では、キリスト教や仏教など、宗教を越えて人々が集まり、祈りを捧げていた。
そしてこんな事態になれば、故人の冥福を祈ることばが、祈る本人にとっても、悲しみを消化させてくれる、心の支えになってくれるだろう。
私は一応浄土真宗の寺の家系だが、そこまで自然に、仏教での祈りの言葉は、でてこないから...。

そんなとき思い出されるのは、「うに」さんのくれた「絶望を拒もう」という言葉
http://gozar.cocolog-nifty.com/meongmoengi/2004/05/post_9.html
だ。
私は今、ただ唇を噛みしめて「ぜつぼうをこばもう」とつぶやき続けることしかできない。
だけど、こうすることで、韓国の人たちとともに(いや、「ともに」なんて軽々しく言ってはいけないのだが、それでも)、この理不尽な事態を、じっと堪えていたい。

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2004.06.13

「浅川伯教・巧兄弟資料館」に行ってきました。

先の5月30日、山梨県高根町の「浅川伯教・巧兄弟資料館」に行ってきた。

ご存じの方も多いと思うが、浅川伯教・巧兄弟といえば、朝鮮工芸の研究の先駆で、民芸運動の柳宗悦らとの交流などの活動はもちろん、当時の朝鮮民衆を愛し深く理解しようとつとめており、私も不遜ながら、地元の大先輩として(...)、個人的に尊敬申し上げているお二人である。
高根町は浅川家の地元で兄弟の出生地でもあり、町内に残る生家などの史跡と同時に、彼らの業績も観られるようにと、この施設が造られたわけだ。

実は、5月末に甲府の実家へ行く用があったのだが、実家の両親が「来るならついで資料館に連れてってくれ」と、われわれ夫婦に、そのために埼玉から「車で(電車でなく!)」来いと、ずうずうしくも要求して来たのである。
(大体、山梨に住んでいて、70年近く自家用車なしで暮らしてるというのが、そもそも間違ってるぞ!・笑 )

で、朝イチで甲府市内から資料館に出発したのだが、一般道で混んでおらず、土地勘があれば甲府から約40分、他地域からの場合は、中央高速で長坂インターから降りて約5分くらいで着いてしまう。
#バスだとどうかな? 多分長坂駅か清里駅から 高根町役場行きのバスがあるとは思うのだが...。

資料館は、「高根町生涯教育センター」という、町立図書館、郷土資料館との複合施設のなかにある。
なので、あんまりゴージャスなものを想像して行くと、少々ナニなのだが(汗)、一応、広い一室のなかに、二人の年譜や朝鮮での活動が、映像資料などを交えて展示してある。

建物と展示の各装置はまだ新しく、特に何編かある映像の展示は、各5分ほどで良くまとまっていたと思う。
また、朝鮮の白磁や青磁、特に巧が研究した民具の類も、直接彼らが収集した物でないのだが(...)展示されており、「白磁とは何ぞや?」「竹夫人とは何ぞや?」といった方にも親切な展示にはなっている。
しかし反面、本人のコレクションが観られると期待していくと、ちと肩すかしを食らうかもしれない。
というか、逆に収集が体系的でない分、観てて混乱する恐れもあるし...。

あと、兄弟が触れた当時の朝鮮の家庭生活を再現した、というジオラマ展示があるのだが、どう見ても昭和初期の朝鮮民衆じゃなくて、朝鮮時代末期の両班階級のそれだろう!!
大体、昭和初期の朝鮮なら、都市部の富裕階級は洋装化してるって!(苦笑)
と、思いっきり突っ込みたいところもあったりなんかして...。
ただ、巧の日記がまる2年分くらい、複写が綴じられていて読める状態になっているなど、そういうところはなかなか感心したけど。
(でも正直、展示室内で2時間くらいかけて日記全部読むのはつらい...)

いろいろ文句タレしてしまったが、そうは言っても、浅川兄弟に関心のある方なら、一度訪れてみる価値はあるのではと思う。
あと、向かいの部屋の「郷土資料館」がいわゆる観光型でなく、地域教育型の資料館にしては、わりあいに凝っておもしろい展示になっていたので、予想外にハマって見入っててしまった。

ここだけ!と意気込んで観に行くと、近くに何もないのでちと辛いが、清里駅近くや、有名な清泉寮なども併せて、また県内他所も併せた泊まり観光のコースに入れるのなら、なかなか良いと思う。
展示解説などは、常時行ってはいないが、高根町役場に連絡先がある「浅川伯教・巧兄弟を偲ぶ会」に問い合わせれば、その辺も応相談らしい。
また、月曜の休館日以外にも、月末の平日に、整理のため1日休館するそうなので、月末の平日に訪れる予定の場合は、休館日をあらかじめ確認しておくとよいだろう。


「高根町生涯教育センター/浅川伯教・巧兄弟資料館」URL:
http://tkn.yatsu.gr.jp/kiyosato/center/index.html

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