2004.04.27

『アックス38号』とどきました

毎月25日前後になると、うちの郵便受けに『アックス』が届く。
韓国留学中に、縁あって第9号「ディープコリアンコミック特集」をお手伝いさせていただいて以来、私が唯一、定期購読している漫画雑誌だ(大汗)。
あれからもう、かれこれ5年…
会社辞めてから留学〜結婚〜現在までの自分の歴史と、何だかんだで完全にリンクしている(のって、どうなんだろうか・汗)

で、最新の38号「特集クリハラタカシ」、よかった〜。
表紙も私の好きなグリーン系でおちゃめ。
ツノ君、かわいくてメロメロです。
NHKのETV関係の映像でも、よくお見かけしてますです、はい。

今号は、「第6回アックスマンガ新人賞」の発表だった。
私の好きな本秀康氏(前にイベントで実物を拝見したが、本当に描くキャラにクリソツの方だった!)が、審査員で何ともうれし。
今回の入選作は、審査評どおり、飛び抜けてもんのすごいのはなさげだが、どれも内容が詰まってそうな感じだ。
『屍錦』も面白かったけど(汗)、『ユウコ』は妙に<ぐっと来る>ものを感じてしまった…。
#別に、普段からその筋の同人誌とか読んでるわけではないんですが、念のため(笑)
シチュエーション自体はかなりレアな設定なのに、主人公たちの言葉が、古い友人どうしや従姉妹どうしのリアルな会話を文字にして読んでいるみたいで、プチ熱くなった。

『桜の吃逆』も良かったね。
脈絡なしに●●が…!っていうのの連続なんだけど、ちゃんとかわいいオチがついてる。
『青春うるはし!うるし部』は、もう何にも言うことないっす、最高す(j_j)。
しかも、ものすご漆テク詳しいし…(爆)
『ジャカランダ』、毎号ひたすらカタストロフが延々と続いてるんだけど、一体どうなるんだろう…。
#まさか『地球防衛家…』のネタ出しがイッパイ状態で(以下自粛)とか…。

文字ものの中では、米沢嘉博氏の『戦後エロマンガ史』はやっぱりすごい。
『マンガで読む「涙」の構造』みたいな批評本は、今となっては珍しくないのだが、僭越ながら言わせてもらうと、米沢氏の真骨頂は、『戦後野球マンガ史—手塚治虫のいない風景』のような、社会のなかのマンガの位置を語る時や、『戦後エロマンガ史』のように、アンダーグラウンドな素材を敢えてデータ化して行くことにあるのではと思う。

『アックス』も、この5年間で作家も随分代替わりしているし、いわゆる「青対法」対策なのか、全体に若干ソフトな表現にシフトしている気もするが、それはそれとしても、実験精神は健在だし、内容の充実化も十分図れていると思う。
青林工藝舎のサイト
http://www.seirinkogeisha.com/
の編集日記と併せて読むと、とっても手づくりの本作り(汗)かつ、編集の方々のおもろくも熱いスピリットが感じられて、こっちもついつい熱くなったり軟化もといなんかして(大汗)。
また何とも言われぬ風情が味わえますです。はい(笑)

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